お役立ちコラム

波及事故とは?高圧受変電設備・キュービクルの事故

 

波及事故とは?

高圧受変電設備・キュービクルの事故に自家用波及事故があります。

配電用(変電所)からたくさんの建物に電気が供給されています。

事故により地域の電力が供給されなくなるのが波及事故となり

高圧受変電設備・キュービクルが原因の場合は設備の所有者に責任があります。

原因が月次検査・年次報告書にある改善要項を行っていないとさらに大きな損害を被るかもしれません。

 

損害賠償リスク

■ 事故により損害賠償で支払事例

■ 冷蔵庫・冷凍庫の通電停止で商品がダメになる(スーパー・コンビニ・食品加工会社等)

■ 仮設電気工事費用(電力が復旧するまでの仮設電気工事)

■ 事故が原因で電気機器が故障

■ 停電による休業補償

書き出すときりがないほどのリスクがあります。

 

対策

最新の高圧受変電設備・キュービクルにはPAS・UGSと言った高圧開閉器(地絡保護機能)が

付いた機器があり自家用波及事故を防ぐ対策があります。

 

自家用波及事故は2種類あり、事故を防ぐ為にやれる対策(検査・改修)をしているお客様は瑕疵が軽減されますが

検査もしていない、改修工事もおこなっていないお客様はその瑕疵がお客様ご自身(会社)にかかってきます。

後者にならない為にも、十分な対策が必要となります。

 

 

PCB・廃棄物処理(絶縁油)にてお困りなお客様(検査・処理・廃棄)

PCB・廃棄物処理(絶縁油)は専門業者による検査・処理・廃棄が「PCB特別措置法」により義務化されています。

ポリ塩化ビフェニルと言う、毒性が強くダイオキシン類に分類され中毒症状が出る事から規制が必要となりました。

PCB廃棄物・処分期限は平成39年3月31日です。高濃度PCB廃棄物は、平成35年3月31日までとなっています。

 

 廃棄物となったもの

 

PCB含有の判別方法

①まずはメーカーに確認をする

高圧受変電設備・キュービクル(変圧器・トランス)に型式の記載があります。

その他、月次検査報告書・年度報告書などをお手元に用意して各メーカーに問い合わせを

すると早い回答がもらえます。

 

②1953年~1972年に製造されたコンデンサー・変圧器(絶縁油)に含まれる可能性があります。

年式によりPCB含有の可能性が高くなります。年次報告書等の確認で年式は把握できます。

 

③日本制・高圧受変電設備・キュービクルで有る事

日本国内で販売・製造された機器が対象となります。

 

■高濃度PCB含有廃棄物

■低濃度PCB含有廃棄物(5,000mg/kg以下)

 

メーカーで分からなければ検査機関にPCBが含まれるかを検査する事も可能です。

検査結果を基に「特別管理産業廃棄物許可」の産業廃棄物業者へ処理をします。

より詳しい情報はJEMA(一社)日本電気工業会HPをご覧ください。

負荷容量の見直しで電気料金(基本料)削減 低圧電力

負荷容量の見直しで電気料金(基本料)削減をしませんか?

創業からずっと電気契約の見直しをしていないお客様は、電気料金の見直しをする事で経費節減ができます。

電気の契約は使用する設備によって決定されます。ですが設備の増減により契約を見直すと電気料金を削減できる可能性があります。

 

導入事例

鉄工所での負荷容量見直しの場合

現在の低圧契約    92kw

見直し後の低圧契約  42kw

月額51,450円の電気料金の削減

年間617,400円削減

※契約の地域・電力会社の料金は地域によって変動致します。

 

電気使用量から電力会社の契約を見直し電気料金を削減する

 

『工場内で大型の電気機器を以前使っていたが撤去した』

『設備を省エネタイプに更新し月額電気料金が大幅に減った』

『設備はたくさんあるが、同時に使用する事がなくなった』

 

電気使用量から高圧受変電設備を導入して電気料金を削減する

 

『大型の電気機器を設備投資し導入したい』

『新しい事業で機器導入を予定している』

『新社屋を建てるので高圧受変電設備を導入したい』

 

最初にする事はお客様の現在の契約電力(〇〇kw)がどうなっているかの確認です。

電力会社から送られてくる請求書『電気ご使用量のお知らせ』をご用意ください。

受変電設備(トランス)の改修工事を行う事で契約電力の大幅な削減が可能になる場合もあります。

長期にわたり、契約の見直しをしていないお客様は一度、ご検討してみては如何でしょうか。

キュービクル・高圧受変電設備の法定耐用年数とは?

キュービクル・高圧受変電設備の法定耐用年数とは?

 

キュービクル・受変電設備を構成している電気部材には法定耐用年数が決められています。

ですが、取り換え・新品に交換にはかなりの費用がかかってしまします。

資格者による点検で不備個所があると言われ改修工事か新品に交換を迫られるお客様からのご相談を数多く頂きます。

 

予算がある会社様は良いのですが、今期予算が無いお客様には改修工事費用が出ない、、、

『どうにかなりませんか?』の声に対応する為に、リースなどのご提案も可能となっております。

 

キュービクル・高圧受変電設備の寿命ってどれくらい?法定耐用年数とは?

 

20年   実際には少し短めに設定がされています。

 

毎月の点検で改修工事が必要と言われた、、、どうすれば?

有資格者による点検業務が法律で決められています。そこで改修が必要と言われたお客様は

一度、ご相談ください。

 

事故の危険性

キュービクルの故障で一番恐いのが、波及事故です。これはお客様のキュービクルが原因で

近隣の電気設備が故障し停電になってします事です。設備の老朽化によりこのような事故が

起こらないように点検業務が義務づけれられています。

 

20年以上、キュービクル・受変電設備をご使用のお客様は一度、ご相談ください。

電気設備年次報告書などをご用意頂きご相談頂ければ、最善のプランをご提案致します。